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6時間で7.9円下落したフラン円の値動きに注目か

6時間で7.9円下落したフラン円の値動きに注目か

6時間で7.9円下落したフラン円の値動きに注目か
2022.09.23
本日のポイント
  1. スイス・ジョーダンSNB総裁の発言
  2. 英・製造業/サービス業PMI

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは82.9ドルまで下落しており、天然ガスも同様に5%以上下落。現在は7,342ドル台となっている。株価の下落とともに一時18,000ドル台に入ったBTCUSDは、現在は19,454ドル台での推移だ。

為替市場は、昨日の黒田日銀総裁による今後数年単位の緩和維持表明会見から40分後に、財務省による為替単独介入が実施され、クロス円が軒並み2円以上の大幅下落となった。中でも突出して下落幅が大きかったフラン円は、初動の1時間で4.7円の下落となり、最終的に7.9円ほど下落し、143.524をタッチした。フラン円は昨日SNBによる0.75%の利上げが実施された中での下落となった。

本日の指標は、16:15に仏・製造業/サービス業PMI、16:30に独・製造業/サービス業PMI、17:00に欧・製造業/サービス業PMI、17:30に英・製造業/サービス業PMI、19:00に英・CBI流通取引調査、21:30に加・小売売上高、22:45に米・製造業/サービス業PMI、24:30にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、27:00に米・パウエルFRB議長/ブレイナードFRB副議長/ボウマンFRB理事の発言が予定されている。大幅下落となったフラン円の動向を慎重に注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。