昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって2日続落となり、株安・金利高・原油安のリスクオフムードが展開された。明け方の米・FOMCでは一部1.00%利上げとの見方があった中で0.75%の利上げとなり、パウエルFRB議長の「インフレ目標を2%とする必要がある。痛みを伴ってでも達成していく」との発言から、株価への影響が大きくなった。
為替市場は、本日のBOE政策金利発表を控えたポンドが対ユーロで失速しており、ユーロポンドは0.8768から0.8711まで60pipsの下落となった。ユーロポンドは時間足200SMAに下値をサポートされ反発が入っているが、一方で上値を下落トレンドラインに抑えられてもいるため、政策金利発表による反転の値動きが見られるのか注目したい。
本日の指標は、15:30に黒田日銀総裁の記者会見、16:00にトルコ・消費者信頼感指数、16:30にスイス・SNB政策金利と声明発表、17:00にスイス・ジョーダンSNB総裁の記者会見、欧・ECB月例報告、20:00に英・BOE政策金利と声明発表、トルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第2四半期経常収支、23:00に米・景気先行指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:00に米・カンザスシティ連銀製造業活動指数が発表予定となっている。欧州時間後半での重要指標発表による価格変動に警戒したい。