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20年振りの安値更新をしているユーロ米ドルの下値追いに警戒か

20年振りの安値更新をしているユーロ米ドルの下値追いに警戒か

20年振りの安値更新をしているユーロ米ドルの下値追いに警戒か
2022.09.05
本日のポイント
  1. スイス・第2四半期GDP
  2. 米と加が祝日により休場

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄が引けにかけそろって下落となり、株安・金利高・原油横ばいの相場展開となった。株価下落となったが、恐怖指数(VIX)は下落となり、25.4まで低下。一方、投資家心理を示す恐怖と欲望指数(Fear & Greed Index)は43まで低下し、恐怖心が高まっている。

為替市場は、欧州通貨が対米ドルで約40pipsの下窓となり、ユーロ米ドルは本日のアジア時間で0.9879まで下落した。ユーロ米ドルは20年振りの安値更新となった。ノルドストリーム1稼働が無期限延期となったことを受け、ユーロの下落が継続している。ユーロは同じ欧州通貨の対ポンドでも下落しているため、欧州時間にかけての値動きを警戒したい。

本日の指標は、16:00にトルコ・消費者物価指数と生産者物価指数、スイス・第2四半期GDP、16:50に仏・サービス業PMI(確報値)、16:55に独・サービス業PMI(確報値)、17:00に欧・サービス業PMI(確報値)、17:30に英・サービス業PMI(確報値)、18:00に欧・小売売上高、24:30に英・マンMPC委員の発言が予定されている。20年振りの安値更新をしているユーロ米ドルの下値追いに警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。