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ECB理事会議事要旨公表による価格変動に警戒か

ECB理事会議事要旨公表による価格変動に警戒か

ECB理事会議事要旨公表による価格変動に警戒か
2022.07.07
本日のポイント
  1. 米・週間天然ガス貯蔵量
  2. 欧・ECB理事会議事要旨公表

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が揃って上昇となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは節目の100ドルを大きく割り込み、一時95.1ドルまで下落。現在は99.0ドル付近で推移している。ゴールドも大きな下落が連日継続しており、1オンス辺り1,746ドルとなっている。景気後退懸念から、資源価格が軒並み急落している。なお恐怖指数(VIX)は26.7付近での推移だ。

為替市場は、米ドル買いの動きが見られ、ユーロ米ドルは1.027から1.016まで約110pips下落。今年安値を更新し、20年振りの低水準となった。テクニカル的には、ユーロ米ドルは4時間足ですでにRSIの30を下回っており、週足でも30に到達している。本日のECB議事要旨公表によりさらなる下落となるのか、慎重に判断したい。

本日の指標は、15:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格、20:30に欧・ECB理事会議事要旨公表、米・チャレンジャー人員削減予定数、21:30に加・貿易収支、米・新規失業保険申請件数、米・貿易収支、22:00に英・マンMPC委員の発言、23:00に加・Ivey購買部協会指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:00に米・週間原油在庫、25:05に英・ピルMPC委員の発言、26:00に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言が発表予定となっている。欧・ECB理事会議事要旨公表による価格変動に警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。