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政策金利発表ウィークの週明けの値動きに注目か

政策金利発表ウィークの週明けの値動きに注目か

政策金利発表ウィークの週明けの値動きに注目か
2022.06.13
本日のポイント
  1. 米・ブレイナードFRB理事の発言
  2. 英・鉱工業生産

先週末は、米国市場で、主要株価指数3銘柄が揃って大幅下落となり、株安・金利高・原油安のリスクオフ基調の相場展開となった。米10年債利回りは3.19%まで上昇。米10年債利回り以上に短期金利の上昇が著しく、米2年債利回りは3.5%以上上昇し、現在3.14%付近で推移している。恐怖指数(VIX)は30を超え、33.9までの上昇だ。

為替市場は、目立った窓なくスタート。オセアニア通貨の失速が際立っており、豪ドル米ドルは0.7137から0.7000まで約130pips、1%以上の下落となっている。テクニカル的には、豪ドル米ドルは4時間足RSIが30に到達しており、日足直近下落からちょうど61.8%付近となっているため、下落からの反発勢力に注意したい。

本日の指標は、15:00に英・鉱工業生産、英・製造業生産高、英・貿易収支、16:00にトルコ・経常収支、16:00にトルコ・鉱工業生産、27:00に米・ブレイナードFRB理事の発言がある予定だ。今週は14日(火)の英・雇用統計、15日(水)の米・FOMC政策金利発表、16日(木)の英・BOE政策金利発表とイベントが重なるため、週始めの価格動向をまずはしっかりと見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。