昨日は、米国市場で、主要株価指数3銘柄が揃って大幅続落となり、株安・金利高・原油高のリスクオフ相場が展開された。株価下落となる中、原油価格の高騰が目立ち、米国では1ガロン当たりの価格が過去最高となった。また、エネルギー価格の高騰を受け、米国の5月期待インフレ率の中央値(1年先)は6.58%となり、統計開始以来最高水準となっている。
為替市場は、明日の米FOMCを前にドルインデックスが105.0まで上昇しており、米ドル買い基調が見られている。相対的にポンドは弱含んでいることもあり、ポンド米ドルは1.2319から1.2106まで下落。今年安値を更新した。テクニカル的には、ポンド米ドルは週足で見た場合、1.2019付近にサポートラインが存在するため、このラインで踏みとどまるのか注目したい。
本日の指標は、15:00に英・失業率、英・失業保険申請件数、独・消費者物価指数(確報値)、18:00に欧・ZEW景況調査、独・ZEW景況調査、19:00に米・NFIB中小企業楽観指数、21:30に加・製造業出荷、米・生産者物価指数、翌7:45にNZ・第1四半期経常収支がある予定だ。FOMC前に買われている米ドルの方向性に注目したい。