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反発している米ドル円の上値余地に注意か

反発している米ドル円の上値余地に注意か

反発している米ドル円の上値余地に注意か
2022.05.17
本日のポイント
  1. 英・カンリフBOE副総裁の発言
  2. 米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利安・原油高のリスクオフ相場となった。原油WTIは一時112ドルをタッチし上昇。先月高値に迫る値動きとなっている。米10年債利回りは2.91%付近で上昇を試す値動きとなっている。ゴールドは反発し1,800ドル台を回復、現在は1,824ドル付近での推移だ。

為替市場は、ドルインデックスが104.1と小幅に下落傾向となっており、米ドルが対ユーロで反落している。しかしながら対円では一時127円台となったものの依然底堅く推移しており、米ドル円は現在129.40付近で上昇を試す値動きとなっているため、米国時間にかけての方向性に注意したい。

本日の指標は、15:00に英・失業率、16:00にトルコ・住宅販売、18:00に欧・第1四半期GDP、19:05に英・カンリフBOE副総裁の発言、21:00に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、21:30に米・小売売上高、22:15に米・鉱工業生産、米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、23:00に米・企業在庫、25:30に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、26:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、27:30に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言がある予定だ。反発傾向となっている米ドル円の上値余地に注意したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。