昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇した。NYダウは0.30%高の53,577.40ドル、S&P500は0.32%高の7,677.24ポイント、ナスダック総合指数は0.66%高の26,151.30ポイントで取引を終え、ナスダックの上昇率が最も大きかった。原油価格と米長期金利の低下が株式市場を支え、ハイテク株にも買い戻しが入った。米10年債利回りは前営業日比約7.9bp低下の4.625%付近となった。商品市場では、WTI原油が3.12%安の1バレル82.36ドルへ下落し、天然ガスも0.4%安の100万BTU当たり2.770ドル付近となった。一方、金現物は0.31%高の1トロイオンス4,665.86ドルと小幅に上昇した。
為替市場は、米財務省による長期国債の買い戻し拡大を巡る米金利低下がドルの上値を抑える一方、コリンズ・ボストン連銀総裁がインフレ鈍化が続かなければ近く利上げが必要になるとの見方を示し、ドル売りも限定的だった。ドル指数は0.1%安の98.87付近となり、ドル円は高値159.49円、安値159.10円、終値159.21円付近と約0.39円の狭いレンジで推移した。本日のアジア市場でもドル円は159.20円前後でもみ合っている。一方、オーストラリア7月CPIが前年同月比3.5%と市場予想の3.3%を上回ったことで豪ドルは強含み、追加利上げ観測も高まった。ドル円は上値で159.50円付近、下値では159.00円付近が意識されそうで、米PCE通過後にレンジを離れるか慎重に見極めたい。
本日の指標は、08:50に日本7月企業向けサービス価格指数が発表され、前年同月比3.6%と前回の3.4%から伸びが加速した。10:30にはオーストラリア7月CPIが前年同月比3.5%となり、市場予想を上回った。最大の焦点は21:30の米国7月PCEデフレーターで、前年同月比3.6%と前回の3.7%から伸びが鈍化する予想だ。コアPCEデフレーターは前月比0.2%、前年同月比3.3%が見込まれている。同時刻には米国第2四半期実質GDP改定値や7月個人所得、個人消費支出、耐久財受注も発表される。インフレ鈍化が確認できなければ追加利上げへの警戒が再び強まる可能性もあるため、米金利とドル円の反応を注視したい。