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米雇用統計後に最弱となった日本円が回復するのか注視か

米雇用統計後に最弱となった日本円が回復するのか注視か

米雇用統計後に最弱となった日本円が回復するのか注視か
2025.06.09
本日のポイント
  1. 米・卸売在庫
  2. 日・実質GDP

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは64.7ドルまで約2.6%上昇した。天然ガスにいたっては前日から約3.4%急騰。3.78ドルまで値を上げた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく上昇したパラジウムは、前日から約5.19%高騰。1,065ドル台を回復した。

為替市場は、6日米雇用統計の発表直後から日本円が最弱となった。豪ドル円は93.266から94.128まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇が見られた。4時間足ではRSIが70まで急騰し、日足では約10営業日もみ合った水準から脱却。ボリンジャーバンドの中心線が上向いている状況だ。

本日の指標は、7:45にNZ・第1四半期製造業活動、8:50に日・実質GDP、日・国際収支、14:00に日・景気ウォッチャー調査、23:00に米・卸売在庫が発表予定となっている。これ以外は大きな指標発表や要人発言は控えていない。米雇用統計後に最弱となった日本円が回復するのか、方向性に注意したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。