上昇した米ドル円の続伸性に注目か

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは58.3ドルまで約3.1%低下。天然ガスも同様に低下し、3.34ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかった銅は、前日から4.81%下落。4.62ドル台まで値を下げた。

為替市場は、昨日発表された米・3月個人所得が、0.8%から0.5%に低下したにも関わらず、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は142.161から143.184まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇が見られた。4時間足では75MA直下までローソク足が回復しており、日足ではRSIが下降から再び上向いている。

本日の指標は、10:30に豪・輸入物価指数、豪・貿易収支、14:00に日・消費者態度指数、17:30に英・消費者信用残高、17:30に英・マネーサプライ、英・製造業PMI、20:30に米・チャレンジャー人員削減数、21:30に米・新規失業保険申請件数、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に米・建設支出、米・ISM製造業景気指数が発表予定となっている。上昇した米ドル円の続伸性に注目したい。