前営業日の米国市場では、原油価格と長期金利の低下を背景にリスク資産への買いが強まった。S&P500は1.49%高、NASDAQは2.26%高、NYダウは0.71%高となり、NASDAQは最高値を更新。半導体株の上昇が目立ち、SOX指数も4%超上昇した。商品市場では前日にブレント原油が100ドル付近まで下落したが、本日は5営業日ぶりに反発し、101ドル台で推移している。直近の急落に対する買い戻しが入る一方、供給回復期待も残っており、原油市場では方向感を探る展開が続いている。
為替市場ではドル指数が100台前半と7週ぶり高値圏を維持し、ドル円は157円台半ばで推移している。日銀の利上げ後も日米金利差が大きく残ることから円売りが続いているが、158円付近では日本当局による介入警戒も強い。一方、金は4,340ドル台で推移しており、米金利が前日の高値から低下したものの、FRBによる追加利上げ観測が上値を抑えている。ビットコインは一時87,000ドルを上回って約8カ月ぶりの高値を付けた後、上げ幅を縮小している。
本日はラガルドECB総裁の発言、米9月リッチモンド連銀製造業指数とユーロ圏9月消費者信頼感速報値が控える。市場では引き続き原油価格がインフレ見通しと金融政策を左右する重要材料となっている。原油が再び大きく上昇すれば金利上昇やドル高につながる可能性がある一方、100ドル前後で落ち着けば株式や暗号資産には追い風となる。原油、米国債、米ドル、金、ビットコインの連動を確認しながら値動きを見極めたい。