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対円で大きく上昇したスイスフランの上値余地に要警戒か

対円で大きく上昇したスイスフランの上値余地に要警戒か

対円で大きく上昇したスイスフランの上値余地に要警戒か
2024.10.22
本日のポイント
  1. 香港・消費者物価指数
  2. 加・鉱工業製品価格

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは節目の70ドルにこそ届いていないものの、69.8ドルまで回復。天然ガスも同様に上昇し2.35ドルまで値を上げた。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、パラジウムは前日から2.47%低下し、1,065ドル台での推移となった。

為替市場は、スイスフランが米ドルに次いで強含んだ。フラン円は弱含んだ日本円に対し上昇。172.397から174.201まで急騰した。時間足では200SMAのレジスタンスラインを力強く上抜けており、4時間足ではボリンジャーバンド+3σまで値が伸びている。なお本日のアジア時間でも調整が入ることなく続伸しており、すでに174.479をタッチしているため、欧州時間での価格の伸びに注意したい。

本日の指標は、15:00に英・公共部門ネット負債、17:00にフィリピン・小売売上高、17:30に香港・消費者物価指数、21:00にハンガリー・政策金利と声明発表、メキシコ・経済活動指数、21:30に加・鉱工業製品価格、加・生産者物価指数、22:25に英・ベイリーBOE総裁の発言、23:00に米・リッチモンド連銀製造業指数、米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、30:00に韓・消費者信頼感指数が発表予定となっている。対円で大きく上昇したスイスフランの上値余地に十分警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。