昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは71.5ドルまで上昇。天然ガスにいたっては22.7%上昇し、2.88ドルまで急騰した。主要貴金属5銘柄は銅以外が上昇となり、唯一下落した銅は、前日から0.33%低下し4.36ドル台での推移となった。
為替市場は、昨日発表された加・9月鉱工業製品価格が前月のマイナス0.8%からマイナス0.6%に改善したことで、加ドルが対円で上昇した。加ドル円は108.782から109.377まで上昇。時間足20MAにサポートされての上昇トレンドが発生した。なお本日のアジア時間では109.890まで急騰しているため、米国時間での加ドルの値動きに注意したい。
本日の指標は、14:00にシンガポール・消費者物価指数、16:00にトルコ・消費者信頼感指数、17:00に南ア・消費者物価指数、台湾・鉱工業生産、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:45に加・BOC政策金利と声明発表、23:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、米・中古住宅販売件数、23:30に加・マックレムBOC総裁の記者会見、米・週間原油在庫、26:00に米・20年債入札、27:00に米・ベージュブックが発表予定となっている。上昇した加ドル円が上伸するのか、方向性に注目したい。