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最弱通貨となったNZドルの下伸性に要注意か

最弱通貨となったNZドルの下伸性に要注意か

最弱通貨となったNZドルの下伸性に要注意か
2024.05.21
本日のポイント
  1. 英・ベイリーBOE総裁の発言
  2. 米・バーFRB副議長の発言

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利横ばい・原油安の相場展開となった。原油WTIは79.2ドルまで低下。一方の天然ガスは4.8%上昇し、2.75ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はプラチナ以外が上昇し、唯一下落したプラチナは前日から3.3%低下し1,059ドル付近での推移だ。

為替市場は、オセアニア通貨が米国時間で最弱通貨となった。NZドル円は他のクロス円が上昇する中で上値が限定され失速。今年高値の95.602から95.063まで下落した。時間足では20MAをまたいでの値動きとなっており、4時間足ではボリンジャーバンド+2σに沿ってのバンドウォークが確認できる。日足でも同様の値動きとなりRSIが70直下にいるため、上値の限定性に注意したい。

本日の指標は、9:30に豪・Westpac消費者信頼感指数、10:30に豪・RBA議事録公表、15:00に独・生産者物価指数、17:00に欧・経常収支、欧・ラガルドECB総裁の発言、米・イエレン財務長官の発言、18:00に欧・建設業生産高、欧・貿易収支、21:00にハンガリー・中央銀行政策金利、21:30に加・消費者物価指数、22:00に米・ウォラーFRB理事の発言、24:45に米・バーFRB副議長の発言、26:00に英・ベイリーBOE総裁の発言が予定されている。最弱通貨となったNZドルの下伸性に注意したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。