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米ISM後退にて下落した米ドルの反発力を静観か

米ISM後退にて下落した米ドルの反発力を静観か

米ISM後退にて下落した米ドルの反発力を静観か
2024.04.04
本日のポイント
  1. 米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言
  2. 欧・ECB理事会議事要旨公表

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利横ばい・原油高の相場展開となった。原油WTIは85.5ドルまで上伸。天然ガスも同様に上昇し、1.84ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、もっとも上げ幅の大きかった銅は前日から3.2%上昇し、4.23ドルまで値が伸びた。

為替市場は、昨日発表された米・3月ISM非製造業景況指数が前月の52.6から51.4に低下したことを受け、ユーロ米ドルが米国時間で急騰した。ユーロ米ドルは1.0763から1.0845まで上昇。4時間足ボリンジャーバンド⁻2σから+2σまでの上昇となった。日足では下値を切り上げているため、米国時間での上伸性に注目したい。

本日の指標は、15:30にスイス・消費者物価指数、16:50に仏・サービス業PMI、16:55に独・サービス業PMI、17:00に欧・サービス業PMI、17:30に英・サービス業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、20:30に欧・ECB理事会議事要旨公表、21:30に加・貿易収支、米・新規失業保険申請件数、米・貿易収支、23:00に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、25:15に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、27:00に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言が予定されている。米ISM後退にて下落した米ドルの反発力を慎重に静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。