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FOMC政策金利据え置きで下落した米ドルの方向性を注視か

FOMC政策金利据え置きで下落した米ドルの方向性を注視か

FOMC政策金利据え置きで下落した米ドルの方向性を注視か
2024.03.21
本日のポイント
  1. 英・BOE政策金利と声明発表
  2. 豪・雇用統計

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは81.8ドルまで低下。天然ガスも同様に下落し、1.85ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてがプラスとなり、特に上げ幅の大きかったパラジウムは、前日から4.9%上昇し、1,044ドルまで回復している。

為替市場は、昨日の米FOMCにて、政策金利が市場コンセンサス通り5.25-5.50%に据え置かれたことで、米ドルが指標発表後に軟化した。米ドル円は151.820から150.729まで下落。本日のアジア時間でも下伸し、150.261まで値が下がっている。ただ、時間足では75MAが下値サポートとなり下げ止まっているため、欧州時間での回復性に注目したい。

本日の指標は、9:30に豪・雇用統計、17:15に仏・製造業/サービス業PMI、17:30に独・製造業/サービス業PMI、スイス・SNB政策金利と声明発表、18:00に欧・製造業/サービス業PMI、欧・ECB月例報告、スイス・ジョーダンSNB総裁の記者会見、21:00に英・BOE政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、22:35に加・グラベルBOC副総裁の発言、22:45に米・製造業/サービス業PMIが発表予定となっている。FOMC政策金利据え置きで下落した米ドルの方向性を、慎重に静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。