最強通貨となったスイスフランが続伸するのか注目か

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油横ばいの相場展開となった。原油WTIは78.0ドル付近での小動きとなった。天然ガスは1.8%下落し1.73ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落したプラチナは、前日から1.5%低下し927ドルとなっている。

為替市場は、米国時間でスイスフランが最強通貨となった。フラン円は日本円が弱含んだこともあり、167.120から168.501まで約1.3円上昇。時間足20MA下位から上位に躍り出た。4時間足でも同様に20MA上位に位置している。上位足の週足では、フラン円は20MA下での切り返しを試みている状況のため、欧州時間でスイスフランの反発性が高まるのか注目したい。

本日の指標は、16:00に英・GDP、英・鉱工業生産、英・貿易収支、16:30にハンガリー・鉱工業生産、19:00に欧・鉱工業生産、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、イスラエル・貿易収支、23:30に米・週間原油在庫、24:00にブラジル・消費者信頼感指数、24:00に加・消費者信頼感指数、25:00に露・消費者物価指数、26:00に米・30年債入札が発表予定となっている。最強通貨となったスイスフランが続伸するのか、見極めたい。