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米国時間での要人発言にて米ドルが回復するのか注目か

米国時間での要人発言にて米ドルが回復するのか注目か

米国時間での要人発言にて米ドルが回復するのか注目か
2023.11.16
本日のポイント
  1. 米・ウォラーFRB理事の発言
  2. 米・フィラデルフィア連銀製造業景気指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは76.1ドルまで3%弱低下。一方の天然ガスは2%弱上昇し、3.15ドル台まで値を回復させている。主要貴金属5銘柄はゴールド以外が続伸となり、ゴールドは1,962ドルまで反落している。恐怖指数(VIX)は14.1付近での横ばいだ。

為替市場は、昨日発表された米・11月NY連銀製造業景気指数が、前月のマイナス4.6からプラス9.1に大幅改善し、市場予想のマイナス2.0をも大きく上回ったことで、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は150.040から151.410まで上昇。前日分の下落幅を取り返せなかったものの、半値以上巻き戻した。米ドル円は昨日の反発により4時間足20MAより上位へ躍り出たため、本日の上伸性に注目したい。

本日の指標は、17:30に香港・雇用統計、20:00にイスラエル・第3四半期GDP、20:30に欧・ラガルドECB総裁の発言、21:10に米・バーFRB副議長の発言、22:15に加・住宅着工件数、22:30に米・新規失業保険申請件数、米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、米・輸出入物価指数、米・フィラデルフィア連銀製造業景気指数、23:15に米・鉱工業生産、24:00に米・NAHB住宅市場指数、24:30に米・ウォラーFRB理事の発言、26:00に米・クックFRB理事の発言が予定されている。米国時間での要人発言にて米ドルが回復するのか、注目したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。