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月末のECBに向けてユーロが強含むのか注目か

月末のECBに向けてユーロが強含むのか注目か

月末のECBに向けてユーロが強含むのか注目か
2023.07.14
本日のポイント
  1. 米・ミシガン大消費者信頼感指数
  2. スイス・生産者輸入価格

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続伸となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは一時77.3ドルまで上昇。現在は76.8ドル台となっている。一方の天然ガスは4%以上の低下となり、2.54ドル台で推移している。主要貴金属5銘柄はパラジウム以外が上昇となり、特に上げ幅の大きかったシルバーは、前日から3%近く値を上げ、24.8ドル付近で推移している。

為替市場は、昨日ECB理事会議事要旨が公表され、「さらに金利を引き上げて金融引き締めスタンスを維持することが正当である」との見方が示されたことから、ユーロが弱含んでいる米ドルに対し上昇した。ユーロ米ドルは1.1124から1.1242まで上昇。日足上昇ウェッジ上限を実体足で上抜けた。週足でも200SMAを上抜けているため、継続したユーロの上昇に注目したい。

本日の指標は、15:00にノルウェー・貿易収支、15:30にスイス・生産者輸入価格、16:00にトルコ・住宅販売、17:00にフィリピン・消費者物価指数、18:00に欧・貿易収支、21:00にブラジル・小売売上高、21:30に加・製造業出荷、米・輸入物価指数、22:00に加・中古住宅販売件数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)が発表予定となっている。月末のECBに向けてユーロが強含むのか、方向性を慎重に注視したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。