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米CPIが3.0%に低下し、米ドル安となった相場が継続するのか注目か

米CPIが3.0%に低下し、米ドル安となった相場が継続するのか注目か

米CPIが3.0%に低下し、米ドル安となった相場が継続するのか注目か
2023.07.13
本日のポイント
  1. 米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言
  2. 欧・ECB理事会議事要旨公表

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって大幅続伸となり、株高・金利安・原油高のリスクテイク相場が展開された。原油WTIは76.0ドルまで上昇。一方の天然ガスは約3%反落し、2.65ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが大幅続伸となり、特に上げ幅が顕著だったシルバーは、前日から4%以上上昇し24.2ドルまで値を上げている。

為替市場は、昨日米消費者物価指数が発表され、前年比で4.0から3.0%へと低下した米ドルが、対円で下落した。米ドル円は140.369から138.152まで2円以上下落。日足75MAを大きく割り込む形で下伸した。米ドル円は昨日の下落により5日連続陰線となり、直近5日で約6.6円下落したが、調整の値動きが入ってくるのか、注視したいところだ。

本日の指標は、15:00に英・GDP、英・鉱工業生産、英・貿易収支、15:45に仏・消費者物価指数、18:00に欧・鉱工業生産、20:30に欧・ECB理事会議事要旨公表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・生産者物価指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:10に米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言、26:00に米・30年債入札、27:00に米・財政収支、翌7:45に米・ウォラーFRB理事の発言が予定されている。米CPIが3.0%に低下し米ドル安となっている相場が継続するのか、慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。