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最弱通貨となっているスイスフランは買い戻されるか

最弱通貨となっているスイスフランは買い戻されるか

最弱通貨となっているスイスフランは買い戻されるか
2023.03.21
本日のポイント
  1. 米・中古住宅販売件数
  2. スイス・貿易収支

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは67.2ドルまで反発。主要貴金属5銘柄は、すべてが上昇となった。ゴールドは円建てで史上最高値を更新しており、ドルベースでも節目の2,000ドルを突破。一時2,009ドルをタッチした。アジア時間の現在は1,980ドル付近で推移している。

為替市場は、クレディ・スイス問題で揺れているスイスフランが、対円で続落した。フラン円は143.173から140.239まで下落。3円近くの低下となった。テクニカル的には、フラン円は4時間足10MAに沿ってのダウントレンドとなっており、上位足の日足ではすでに200EMAを下抜けている。為替市場がリスクオフの円買いとなる中、欧州時間で反発が入るのか注視したい。

本日の指標は、16:00にスイス・貿易収支、17:30に香港・総合収支、18:00にポーランド・小売売上高、19:00に独・ZEW景況感調査、欧・ZEW景況感調査、21:30に加・消費者物価指数、欧・ラガルドECB総裁の発言、23:00に米・中古住宅販売件数、26:00に米・20年債入札が発表予定となっている。最弱通貨となっているスイスフランが買い戻されるのか、値動きを慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。