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米FOMCを前にユーロが米ドルに対し強含むのか注視か

米FOMCを前にユーロが米ドルに対し強含むのか注視か

米FOMCを前にユーロが米ドルに対し強含むのか注視か
2023.03.20
本日のポイント
  1. 欧・ラガルドECB総裁の発言
  2. 米国で重要指標は予定されていない

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反落となり、株安・金利横ばい・原油安のリスクオフ相場が展開された。原油WTIは週足での200SMAラインまで下落し、今年安値を大幅に更新。1バレル65.2ドルまで下落した。週明けのアジア時間でもWTIは下落の流れを踏襲しており、65ドル台で推移している。

為替市場は、ユーロ米ドルが約20pipsの小さな上窓でスタートした。ユーロ米ドルは先週後半から反発をしており、1.0689まで上昇。アジア時間の現在は1.0672付近で上値を試す値動きとなっている。テクニカル面では、1.0516が下値サポートとなっており、4時間足200SMA直下に位置しているため、反落後に上値を試す値動きが見られるのか、注視したい。

本日の指標は、16:00に独・生産者物価指数、18:00にポーランド・鉱工業生産、19:00に欧・貿易収支、21:00にメキシコ・小売売上高、23:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、24:30に米・6ヶ月ビル入札、翌6:45にNZ・貿易収支が発表予定となっている。明後日に迫っている米FOMCを前に、ユーロが米ドルに対し強含むのか、方向性を慎重に見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。