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週末最終日の通貨強弱に要注目か

週末最終日の通貨強弱に要注目か

週末最終日の通貨強弱に要注目か
2022.11.04
本日のポイント
  1. 英・ピルMPC委員の発言
  2. 欧・ラガルドECB総裁の発言

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄が4日続落となり、株安・金利高・原油安のリスクオフムードが展開された。商品市場は原油・天然ガスともに下落しており、パラジウムは3%近い下落を見せ1,809ドル台で推移している。ナスダックは昨日の下落により10月13日につけた今年安値に迫る低下となっている。一昨日のFOMCにより景気後退懸念が再燃し、市場が冷え込む形となった。

為替市場は、ユーロ円が時間足20MAに沿っての緩やかな下落基調となっており、昨日は145.373から140.047まで約130pips下落した。ユーロ円は4日続落となった。しかしながら本日のアジア時間では時間足20MAを上抜ける値動きを見せているため、欧州時間にかけてユーロの反発が入り上昇するのか、慎重に静観したいところだ。

本日の指標は、16:00に独・製造業受注、16:45に仏・鉱工業生産、17:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、18:30に英・建設業PMI、欧・ラガルドECB総裁の発言、19:00に欧・生産者物価指数、21:15に英・ピルMPC委員の発言、21:30に加・失業率、米・雇用統計、23:00に加・Ivey購買部協会指数、米・コリンズ:ボストン連銀総裁の発言が予定されている。週末最終日の金曜日に通貨強弱がどう変化するのか、しっかりと見極めたい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。