前営業日の米国市場ではS&P500が0.17%安、NASDAQが0.08%安、NYダウが0.26%安となった。米10年債利回りが一時5.293%まで上昇した一方、原油価格は中東からの供給回復を背景に下落し、金利上昇への警戒をやや和らげた。本日の原油は再び買われ、Brentは103ドル台、WTIは89ドル台で推移している。米国による対イラン制裁緩和を巡る期待と否定的な発言が交錯しており、中東情勢によって原油が上下しやすい状態が続いている。
為替市場では米ドルが高値圏を維持し、ユーロドルは1.13ドル台前半、ドル円は157円前後で推移している。金は4,170~4,180ドル付近で推移し、週初につけた7週間ぶり安値から持ち直しているものの、9月は約6%の下落となる見通し。ビットコインは84,000ドル前後で推移しており、米金利の高止まりが上値を抑えている。株式・金・暗号資産ともに、本日のインフレ指標を受けた米金利の方向が重要となる。
本日は米9月ADP雇用統計と8月PCEデフレーターが発表される。コアPCEは前月比0.3%増、前年比3.3%が予想されており、結果が強ければドル高・金利上昇を通じて金やビットコインには再び売り圧力がかかる可能性がある。一方、前日のJOLTS求人件数と消費者信頼感が弱かっただけに、PCEまで弱ければ追加利上げ観測が後退し、金や暗号資産への買い戻しが強まるかを確認したい。