0.25%利下げ実施も対円で上昇したNZドルの方向性に注意か

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは節目の60ドル台を回復し、前日から約8.2%上昇。天然ガスも同様に上昇となり、3.7ドル台まで伸びた。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかった銅は、前日から7.6%上昇。4.43ドル台を回復した。

為替市場は、昨日発表されたRBNZ政策金利発表にて、3.75%から3.50%に0.25ポイントの利下げが実施されたにも関わらず、NZドルが対円で上昇した。NZドル円は79.806から83.751まで上昇。時間足200SMA直下まで価格が回復した。4時間足ではRSIが32から57まで上昇。日足ではボリンジャーバンド-3σから中心線に向けての回帰が見られている。

本日の指標は、8:01に英・RICS住宅価格指数、8:50に日・国内企業物価、日・対外/対内証券投資、19:00に豪・ブロックRBA総裁の総裁の発言、20:00に南ア・製造業生産高、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・消費者物価指数、加・住宅建設許可、22:00に米・ブリーデンBOE副総裁の発言、23:00に米・ボウマンFRB理事の発言、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量が発表予定となっている。0.25%利下げ実施も対円で上昇したNZドルの方向性に注意したい。