10月2日の米国市場では、主要株価3指数がそろって上昇し、NYダウは0.49%高、S&P500は0.73%高、NASDAQは1.19%高となった。弱い米雇用統計によって10月利上げ観測が後退し、金利敏感株や大型テクノロジー株への買いが強まった。商品市場ではBrent原油が102.25ドル、WTIが91.11ドルで前営業日を終えた後、本日は中東からの原油輸出増加やG7による備蓄放出を背景にBrentが101ドル台、WTIが90ドル前後へ下落。金はドル高の影響を受けて4,130ドル台へ軟化している。
為替市場は、米ドルが高水準の長期金利とユーロ安を背景に再び優勢となっている。ドル円は158円前後、ユーロドルは1.11ドル台後半、ポンドドルは1.32ドル前後で推移。一方、ビットコインは週末から持ち直して86,000ドル前後まで上昇しており、金が軟調となるなか暗号資産には買いがみられる。米雇用減速による利上げ観測後退がリスク資産を支える一方、ドル高と高金利は金などの上値を抑えており、資産ごとの強弱が分かれる展開となっている。
本日の指標は、欧州時間に各国の9月サービス業PMI改定値とユーロ圏PPI、米国時間には22:45にサービス業PMI改定値と総合PMI改定値、23:00にISM非製造業景況指数が予定されている。ISMは55.0と前回55.4から小幅低下する予想。米サービス業が予想以上に強ければドルと長期金利の上昇が金やビットコインの重しとなる可能性がある一方、弱ければ利上げ観測の一段の後退を通じてリスク資産が買われるかを慎重に見極めたい。