上昇したスイスフランの上値余地を静観か

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは61.3ドル台での小幅推移となった一方、天然ガスは前日から約3.1%低下し、3.65ドル台まで値を下げた。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったシルバーは、前日から約1.7%低下。30.0ドルまで落ち込んだ。

為替市場は、スイスフランが終日強含んだ。フラン円は169.559から172.797まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇が見られた。4時間足では10MAに下値をサポートされてのトレンドが形成されており、日足ではレジスタンスとなり得た200SMA直下までローソク足が急進している。このまま本日の欧州時間でもスイスフランが躍進するのか、注目したい。

本日の指標は、8:50に日・国際収支、9:30に豪・Westpac消費者信頼感指数、10:30に豪・NAB企業景況感、14:00に日・景気ウォッチャー調査、15:45に仏・貿易収支、仏・経常収支、19:00に米・NFIB中小企業楽観指数、23:00に加・Ivey購買部協会指数、25:00に英・ロンバルデッリBOE副総裁の発言、26:00に米・3年債入札が発表予定となっている。上昇したスイスフランの上値余地を慎重に静観したい。