米国時間で上昇した日本円の上値余地に注目か

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは75.8ドルまで上昇。一方の天然ガスは2.5%低下し2.73ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったシルバーは、前日から2.1%低下し31.4ドル台まで落ち込んでいる。

為替市場は、日本円買いの相場展開となった。豪ドル円は101.416から99.838まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足ではボリンジャーバンド-2σまで値が落ち込んでおり、日足ではかろうじて20MAに下値をサポートされている状況だ。このまま日本円が対豪ドルで強含んでいくのか、米国時間での値動きに注目したい。

本日の指標は、8:01に英・BRC既存店売上高、8:30に豪・westpac消費者信頼感指数、8:30に日・毎月勤労統計、8:50に日・国際収支、9:30に豪・NAB企業景況感、15:00に独・鉱工業生産、15:45に仏・貿易収支、仏・経常収支、17:00に台湾・消費者物価指数、21:30に加・国際商品貿易、米・貿易収支、25:45に米・ボスティック：アトランタ連銀総裁の発言、26:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、米・3年債入札が発表予定となっている。米国時間で上昇した日本円の上値余地に注目したい。