昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって小幅上昇となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは72ドルへ上昇後71.1ドルまで低下。天然ガスは小幅上昇し2.91ドル台での推移となった。主要貴金属5銘柄は全てが上昇となり、特に上げ幅の大きかったシルバーは、前日から1.9%上昇し31ドル台まで値を上げた。
為替市場は、昨日発表された欧・8月雇用統計にて、ユーロ圏失業率が前月の6.4%と変わらなかったことで、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は157.714から162.469まで上昇。時間足20MA下位から上位まで急騰した。4時間足ではボリンジャーバンド+2σに沿ってのバンドウォークが確認され、日足では直近2営業日のローソク足を包み込む包み陽線となっている。
本日の指標は、10:30に豪・貿易収支、15:00にトルコ・消費者物価指数、トルコ・生産者物価指数、15:30にスイス・消費者物価指数、16:50に仏・非製造業PMI、16:55に独・非製造業PMI、17:00に欧・非製造業PMI、17:30に英・非製造業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、20:30に米・チャレンジャー人員削減数、21:30に米・新規失業保険申請件数、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、23:00に米・耐久財受注、米・ISM非製造業景気指数、23:40に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言が発表予定となっている。急騰したユーロ円の上伸性に注目したい。