今年高値を更新したユーロNZドルの上値余地に注目か

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が上昇となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは節目の80ドルを辛うじて維持しているものの、1バレル80.0ドルまで下落している。一方の天然ガスは2.60ドルまで上昇している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、2％近く上昇しているシルバーは、23.2ドル台での推移だ。

為替市場は、昨日発表されたNZ・7月貿易収支が、前回値の0.09億NZドルからマイナス11.0億NZドルへと悪化したことで、NZドルが対ユーロで下落した。ユーロNZドルは、1.8275から1.8439まで約160pips上昇。今年高値を更新した。テクニカル面では、ユーロNZドルは日足RSIが70直下となっているものの、ダイバージェンスは起きていないため、このまま高値更新が見られるのか、注目したい。

本日の指標は、15:00にノルウェー・第2四半期GDP、英・公共部門ネット負債、17:00に欧・経常収支、フィリピン・小売売上高、19:00に英・CBI動向、20:30に米・バーキン：リッチモンド連銀総裁の発言、23:00に米・中古住宅販売件数、米・リッチモンド連銀製造業指数、27:30に米・グールズビー：シカゴ連銀総裁の発言、米・ボウマンFRB理事の発言が予定されている。今年高値を更新したユーロNZドルの上値余地に注目したい。