先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは反発し、節目の80ドル台を回復。80.7ドル付近で推移している。一方の天然ガスは約1.8%下落し、2.57ドル台へと落ち込んでいる。主要貴金属5銘柄はゴールド以外が反発となり、ゴールドは節目の1,900ドルを回復せず、1,889ドル台で停滞している。
為替市場は、先週末に発表された英・7月小売売上高が、前年比で前回値のマイナス1.0からマイナス3.2%に悪化したことで、ポンドが対円で下落した。ポンド円は185.902から184.556まで約130pips下落。4時間足20MAより下位での停滞が継続している。ただ日足ベースでは10MAより上位を維持しているため、米国時間でポンドが回復するのか、注目したいところだ。
本日の指標は、15:00に独・生産者物価指数、17:00にフィリピン・鉱工業生産、17:20に台湾・経常収支、17:30に香港・消費者物価指数、21:30に加・新築住宅価格指数、ポーランド・基準金利、23:30にトルコ・中央政府債務、24:30に米・3ヶ月/6ヶ月ビル入札が発表予定となっている。指標発表が限られる中での主要通貨の強弱性を、じっくりと静観したい。