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週始めからの円安基調の方向性に注意か

週始めからの円安基調の方向性に注意か

週始めからの円安基調の方向性に注意か
2022.03.23
本日のポイント
  1. 米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言
  2. 米・MBA住宅ローン申請指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。昨日米・ブラード:セントルイス連銀総裁は「インフレ抑制のために積極的な行動が必要だ」と述べ、政策金利を今年中に3%に引き上げる必要性を訴求した。ゴールドは小反落となっており、1,920ドル台での推移だ。

為替市場は、引き続いて日本円が全面安となっており、クロス円が全般的に上昇基調となっている。豪ドル円は88.27から節目の90円台に乗せ90.65をタッチ。2017年9月以来の高水準となった。なおテクニカル的には、豪ドル円は週足にフィボナッチ・エキスパンションを当てると92.2付近が161.8%ラインとなるため、円安が継続した場合この水準まで到達するのか注視したい。

本日の指標は、16:00に英・小売物価指数、英・消費者物価指数、英・生産者物価指数、トルコ・消費者信頼感指数、17:00に南ア・消費者物価指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:00に英・ベイリーBOE総裁の発言、米・パウエルFRB議長の発言、23:00に米・新築住宅販売件数、23:30に米・週間原油在庫、28:00に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言が行われる予定だ。止まらない円売りが週後半にかけて継続するのか、しっかりと判断したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。