利下げ予想のユーロの値動きに注意か

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは66.8ドルまで約1.1%下落。一方の天然ガスは前日から約2.2%上昇し、4.4ドル台まで回復した。主要貴金属5銘柄はすべてが上昇となり、特に上げ幅の大きかった銅は、前日から約5.2%上昇。4.80ドル台まで値を上げた。

為替市場は、本日の欧・ECB発表を前にユーロが対円で上昇した。ユーロ円は4日続伸。158.725から160.723まで値を上げた。4時間足ではすでにレジスタンスとなっていた200SMAラインを突破しており、日足では先月高値付近まで急騰している。このままユーロが米国時間でも強含んでいくのか注視したい。

本日の指標は、9:30に豪・貿易収支、豪・住宅建設許可、18:30に英・建設業PMI、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、22:15に欧・ECB政策金利と声明発表、22:30に加・貿易収支、米・新規失業保険申請件数、米・貿易収支、22:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、米・ハーカー：フィラデルフィア連銀総裁の発言、24:00に加・Ivey購買部協会指数が発表予定となっている。0.25%利下げが予想されている中での指標発表前後のユーロの値動きに注意したい。