昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは67.6ドルまで低下。一方の天然ガスは前日から約4.6%上昇。4.30ドル台まで値を上げた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく上昇したシルバーは、前日から1.06%上昇。32.0ドル台を回復した。
為替市場は、ユーロが一昨日に続いて米国時間で最強通貨となった。ユーロ円は155.588から159.177まで上昇。時間足20MA下位から上位へと移行した。4時間足では200SMAのレジスタンスラインまで価格が伸びており、日足では下値を切り上げてのダブルボトムを形成している。このままユーロの伸びが加速するのか注目したい。
本日の指標は、9:00に日・植田日銀総裁の発言、9:30に豪・第4四半期GDP、10:30に日・内田日銀副総裁の発言、13:45に日・三村財務官の発言、16:30にスイス・消費者物価指数、16:45に仏・鉱工業生産、18:30に英・非製造業PMI、19:00に欧・生産者物価指数、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:15に米・ADP雇用統計、22:30に加・労働生産性指数、24:00に米・ISM非製造業景況指数、28:00に米・地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表予定となっている。強含んだユーロが他通貨に対し勢力を維持するのか慎重に見極めたい。