米国時間で最強通貨となった豪ドルの上伸性に警戒か

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利横ばい・原油高の相場展開となった。原油WTIは77.0ドルまで上昇。天然ガスは約2.2%下落し、1.76ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はゴールド以外が上昇となり、唯一下落したゴールドは、前日から0.20%下落し、2,019ドル台で停滞している。

為替市場は、豪ドルが米国時間で最強通貨となり、豪ドル円は97.133から97.678まで上昇。今年高値に迫る勢いで上昇した。テクニカル的には、豪ドル円はボリンジャーバンド-σから+σに向かっての上昇となっており、日足RSIが70に向けて上向いている。このまま豪ドルが対円で上伸していくのか、欧州時間の値動きに警戒したい。

本日の指標は、14:30にスウェーデン・失業率、15:30に仏・失業率、16:00に英・雇用統計、トルコ・経常収支、16:30にスイス・消費者物価指数、19:00に独・ZEW景況感指数、20:00に米・NFIB中小企業楽観指数、22:00にフィリピン・経常収支、22:30に米・消費者物価指数、米・レッドブック大規模小売店売上高が発表予定となっている。米国時間で最強通貨となった豪ドルの上伸性に警戒したい。