今年に入り高値更新が止まらないNZドル円の上伸性に注目か

先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは78.2ドルを回復。天然ガスも同様に上昇し、1.60ドルとなっている。主要貴金属5銘柄はパラジウム以外が上昇となり、唯一下落したパラジウムは、前日から0.76%下落し950ドルとなった。

為替市場は、NZドルが最強通貨となった一方、日本円が最弱通貨となった。NZドル円は91.440から92.107まで上昇。今年高値を更新した。先週末の上昇により、NZドル円はつぎの高値ターゲットが2015年4月につけた92.300付近となるため、調整を挟んでの円安によるNZドルの上昇が見られるのか、注目したいところだ。

本日の指標は、8:50に日・機械受注、9:01に英・ライトムーブ住宅価格、11:30にタイ・実質GDP、16:00にスウェーデン・消費者物価指数、20:00にイスラエル・雇用統計、22:30に加・鉱工業生産が発表予定となっている。今年に入り高値更新が止まらないNZドル円の上伸性に注目したい。