昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株横ばい・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは77.7ドルまで上昇。天然ガスは方向感に欠ける横ばい推移となり、2.279ドル台で停滞している。主要貴金属5銘柄はゴールドが唯一の小幅プラスとなり、米ドル建てゴールドは節目の2,000ドル台を維持し、2,045ドル付近で推移している。
為替市場は、昨日発表されたNZ・RBNZ政策金利発表にて、市場コンセンサス通り政策金利が5.50%の据え置きとなったことで、NZドルが対円で往って来いとなった。NZドル円は90.232から91.217まで1円弱上昇後、勢力が続かず後退。結局90.442付近まで反落した。NZドル円は昨日の一時的な上昇をもってしても高値を更新できなかったため、本日欧州時間での軟化した値動きに注意したい。
本日の指標は、16:00に独・小売売上高、タイ・経常収支、トルコ・実質GDP、16:30にスイス・小売売上高、16:30にタイ・貿易収支、16:45に仏・消費者物価指数、仏・生産者物価指数、17:00にスイス・KOF先行指数、17:30に香港・小売売上高、17:55に独・雇用統計、19:00に欧・消費者物価指数、22:30に米・新規失業保険申請件数、加・実質GDP、米・PCEデフレータ、欧・ラガルドECB総裁の発言、23:15に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、23:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、24:00に米・中古住宅販売指数が発表予定となっている。政策金利が5.50%据え置きとなったNZドルの動向に十分注意したい。