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弱含んでいる米ドルが下伸するのか要警戒か

弱含んでいる米ドルが下伸するのか要警戒か

弱含んでいる米ドルが下伸するのか要警戒か
2024.07.18
本日のポイント
  1. 米・フィラデルフィア連銀景況指数
  2. 欧・ECB政策金利と声明発表

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利横ばい・原油高の相場展開となった。原油WTIは81.6ドルまで2.5%上昇。一方の天然ガスは前日から6.2%低下し、2.05ドル台まで値を下げた。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落したシルバーは、前日から2.8%低下。30.3ドルまで落ち込んでいる。

為替市場は、円買い・米ドル売り相場となった。米ドル円は158.630から156.070まで下落。時間足10MAに沿ってのダウントレンドが発生した。4時間足では200SMAが上値抵抗帯となっている。なお本日のアジア時間でも下値を掘り下げているため、欧州時間での継続した米ドルの下落に警戒したい。

本日の指標は、10:30に豪・雇用統計、15:00に英・雇用統計、スイス・貿易収支、21:15に欧・ECB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、21:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、23:00に米・景気先行指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、26:45に米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言、29:00に米・対米証券投資が発表予定となっている。弱含んでいる米ドルが下伸するのか、方向性に警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。