昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が上昇となり、株高・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは75.8ドルまで反落。日足20MAからの下落となった。天然ガスは2.79ドル付近での横ばい推移となっている。主要貴金属5銘柄はシルバーと銅が上昇しており、シルバーは25.2ドルまで値を上げている。
為替市場は、本日のアジア時間で発表された日・10月雇用統計にて、完全失業率が前月の2.6から0.1ポイント低下し2.5%となったことで、一時的に日本円が強含んだ。米ドル円は146.844から148.516まで約160pips上昇。4時間足20MAの上位に回帰した。ただ、日足では依然75MA直下に位置しているため、米国時間での要人発言と指標発表に注意したい。
本日の指標は、14:00に印・製造業PMI、16:00にトルコ・製造業PMI、16:45に仏・財政収支、17:00にスイス・実質GDP、17:30にスイス・SVME購買担当者景気指数、17:50に独・製造業PMI、18:00に欧・製造業PMI、18:30に英・製造業PMI、22:30に加・雇用統計、23:45に米・製造業PMI、24:00に米・建設支出、米・ISM製造業景気指数、米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、25:00に米・パウエルFRB議長の発言が発表予定となっている。失業率低下も回復しない日本円の動向を、じっくりと静観したい。