昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは76.6ドルまで回復。一方の天然ガスは約5.7%下落し、2.79ドル台に落ち込んでいる。主要貴金属5銘柄はパラジウム以外が上昇となり、特に上げ幅の大きかったプラチナは、2.3%上昇し950ドルまで値を上げた。
為替市場は、昨日発表された独・12月GFK消費者信頼感調査が、前月のマイナス28.1%からマイナス27.8となったことで、ユーロが対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは1.0934から1.1009まで上昇。時間足ボリンジャーバンド+3σにタッチしての上昇が見られた。このまま欧州時間に向けてユーロが対米ドルで上伸していくのか、方向性を慎重に見極めたい。
本日の指標は、16:00にタイ・基準金利、スウェーデン・第3四半期GDP、トルコ・貿易収支、18:30に英・消費者信用残高、英・マネーサプライ、19:00に欧・消費者信頼感指数、欧・景況感、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:00に独・消費者物価指数、22:30に加・経常収支、米・卸売在庫、22:30に米・実質GDP、24:05に英・ベイリーBOE総裁の発言、24:30に米・週間原油在庫、28:00に米・ベージュブックが発表予定となっている。対米ドルで上昇しているユーロの上伸性を、慎重に注視したい。