昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは75.7ドルまで低下しており、天然ガスは2.73ドルまで上昇している。主要貴金属5銘柄は、すべてがプラスとなり小反発している。米・恐怖指数(VIX)は20.9まで約3%低下している。
為替市場は、昨日発表された欧・2月消費者信頼感指数が、前回値と一致しマイナス19.0となったユーロが、対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは1.0532の今月安値から回復し1.0619まで反発した。ユーロ米ドルは、昨日の反発により一時的に4時間足20MAより上位に躍り出たものの、本日のアジア時間で再び下落傾向となり、ダウントレンドに舞い戻った。このあと欧州時間でユーロが弱含むのか、慎重に静観したい。
本日の指標は、16:00にトルコ・第4四半期GDP、16:45に仏・消費者物価指数、仏・第4四半期GDP、17:00にスイス・KOF先行指数、19:15に英・カンリフBOE副総裁の発言、21:15に英・ピルMPC委員の発言、21:30に英・マンMPC委員の発言、22:30に加・GDP、米・卸売在庫、23:00に米・S&Pケースシラー住宅価格指数、23:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、24:00に米・消費者信頼感指数が発表予定となっている。対米ドルで上値の重いユーロの進行具合を、慎重に静観したい。