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対米ドルで上値の重いユーロの進行具合を静観か

対米ドルで上値の重いユーロの進行具合を静観か

対米ドルで上値の重いユーロの進行具合を静観か
2023.02.28
本日のポイント
  1. 英・ピルMPC委員の発言
  2. 米・消費者信頼感指数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反発となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは75.7ドルまで低下しており、天然ガスは2.73ドルまで上昇している。主要貴金属5銘柄は、すべてがプラスとなり小反発している。米・恐怖指数(VIX)は20.9まで約3%低下している。

為替市場は、昨日発表された欧・2月消費者信頼感指数が、前回値と一致しマイナス19.0となったユーロが、対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは1.0532の今月安値から回復し1.0619まで反発した。ユーロ米ドルは、昨日の反発により一時的に4時間足20MAより上位に躍り出たものの、本日のアジア時間で再び下落傾向となり、ダウントレンドに舞い戻った。このあと欧州時間でユーロが弱含むのか、慎重に静観したい。

本日の指標は、16:00にトルコ・第4四半期GDP、16:45に仏・消費者物価指数、仏・第4四半期GDP、17:00にスイス・KOF先行指数、19:15に英・カンリフBOE副総裁の発言、21:15に英・ピルMPC委員の発言、21:30に英・マンMPC委員の発言、22:30に加・GDP、米・卸売在庫、23:00に米・S&Pケースシラー住宅価格指数、23:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、24:00に米・消費者信頼感指数が発表予定となっている。対米ドルで上値の重いユーロの進行具合を、慎重に静観したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。