昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって反落となり、株安・金利高・原油高の相場展開となった。原油WTIは77.4ドルまで反発。昨年末から継続しているレンジミドルまで上昇した。昨日は米ドルが弱含んだことから資源が反発し、ゴールドは1,830ドルまで回復している。シルバーは2%上昇し、21.0ドルとなっている。
為替市場は、北アイルランドの通商問題が解決したことから強含んでいたポンドが、対円で2円以上反落した。ポンド円は166.007から163.248まで下落。時間足20MAを大きく下抜けての反落となった。本日のアジア時間ではポンド円は164.153付近で推移しており、4時間足RSIが55となっている。欧州時間での要人発言により価格水準が変化するのか、慎重に静観したい。
本日の指標は、16:00にトルコ・製造業PMI、英・ネーションワイド住宅価格、16:30にスイス・小売売上高、17:30にスイス・製造業PMI、17:50に仏・製造業PMI、17:55に独・失業率、18:30に英・製造業PMI、19:00に英・ベイリーBOE総裁の発言、独・ナーゲル独連銀総裁の発言、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:00に独・消費者物価指数、23:00に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、24:00に米・ISM製造業景況指数、24:30に米・週間原油在庫が発表予定となっている。英・ベイリーBOE総裁の発言によりポンドが動くのか注意したい。