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各国政策金利発表前のなぎ相場に要警戒か

各国政策金利発表前のなぎ相場に要警戒か

各国政策金利発表前のなぎ相場に要警戒か
2023.01.30
本日のポイント
  1. 米・ダラス連銀製造業活動指数
  2. 中国が春節(連休)明け

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは節目の80ドルを割り込み79.4ドルまで低下している。主要貴金属5銘柄は、すべて下落となった。特に下げ幅の大きかったパラジウムは、4%以上値を下げ、1,606ドル台で推移している。

為替市場は、目立った窓なくスタート。今週木曜日のBOE政策金利発表を控え、ポンドが対米ドルで小幅ながらに上昇している。ポンド米ドルは4時間足75MAに下値をサポートされながら上昇。日足ベースでは、20MAがサポートとなっている。ポンド米ドルは、すでに先月高値の1.2442に迫っているため、指標発表により価格が上向くのか注視したい。

本日の指標は、16:00に独・第4四半期GDP、スウェーデン・第4四半期GDP、ノルウェー・信用指標、トルコ・経済信頼感指数、17:00にスイス・KOF先行指数、19:00に欧・景況感指数、21:00にブラジル・IGP-M総合物価指数、24:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、25:30に米・6ヶ月ビル入札が発表予定となっている。今週はFOMC、ECB、BOEと政策金利発表が立て続けに発表される予定となっているため、政策金利発表前のなぎ相場に十分警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。