先週末は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油安の相場展開となった。ダウ平均は年初来安値を更新し、終値が29,888ドルとなったものの、恐怖指数(VIX)は約5%下落となり、31.3付近で推移している。また、週末に暗号資産が大幅下落となり、BTCは2万ドルを割り込み、一時17,971ドルまで下落した。現在は19,900ドル台となっている。
為替市場は、週明け大きな窓なくスタートし、クロス円が小反落となる中、ユーロ円が底堅く推移している。現在のユーロ円は141.940付近となっており、時間足で6月8日につけた144.253の高値からフィボナッチ・リトレースメントのちょうど61.8となっている。このまま上昇が欧州時間にかけて継続し、78.6%ラインである142円台後半に突入するのか、慎重に見極めたい。
本日の指標は、15:00に独・生産者物価指数、17:00にトルコ・外国人到着数、英・ハスケルMPC委員の発言、22:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、英・マンMPC委員の発言、23:30にトルコ・中央政府債務、25:45に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、26:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言がある予定だ。上昇が見られるユーロ円の方向性とラガルドECB総裁の発言に注目したい。