昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは節目の70ドルを回復。一方の天然ガスは前日から約1.46%低下となり、3.91ドル台まで落ち込んだ。主要貴金属5銘柄は銅以外が下落となり、大きく低下したプラチナは前日から約1.8%低下。954ドル付近で推移した。
為替市場は、米国時間にかけてオセアニア通貨が最弱となった。豪ドル米ドルは0.6314から0.6230まで下落。時間足20MAに沿っての下降トレンドが継続した。4時間足では下値支持線となるかに見られた200SMAをためらうことなく下抜けており、日足では5日続落している。このままオセアニア通貨の下値が更新されるのか、慎重に静観したい。
本日の指標は、8:30に日・東京消費者物価指数、8:50に日・鉱工業生産、日・小売業販売額、日・対外/対内証券投資、10:00にフィリピン・貿易収支、16:00に英・ネーションワイド住宅価格、トルコ・雇用統計、16:30にタイ・貿易収支、16:30にスイス・小売売上高、16:45に仏・消費者物価指数、17:00にスイス・KOFスイス先行指数、17:55に独・雇用統計、19:30に印・実質GDP、22:00に独・消費者物価指数、22:30に加・実質GDP、米・個人所得、米・PCEデフレーター、米・卸売在庫、23:45に米・シカゴ購買部協会景気指数が発表予定となっている。5日続落している豪ドル米ドルの下値余地に十分警戒したい。