昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落がとなり、株安・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは71.2ドルまで約1.4%上昇。一方の天然ガスは前日から約0.98%低下となり、3.94ドル台まで下降した。主要貴金属5銘柄はすべてが下落となり、特に下げ幅の大きかったパラジウムは、前日から約4.67%低下。943ドルまで落ち込んだ。
為替市場は、昨日発表されたNZ・第4四半期小売売上高が、前回値のマイナス0.1%から回復し0.9%まで上昇したことで、NZドルが対円で上昇した。NZドル円は85.534から86.150の間で推移。時間足20MAをまたいでの値動きが見られた。4時間足ではボリンジャーバンド-2σからの反発が入っており、日足では下値を切り上げつつある最中だ。
本日の指標は、8:50に日・企業向けサービス価格指数、16:00に独・実質GDP、17:00に台湾・鉱工業生産、17:30に香港・貿易収支、19:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、21:00にブラジル・拡大消費者物価指数、22:00にハンガリー・政策金利と声明発表、23:00に米・住宅価格指数、米・S&Pケースシラー住宅価格、24:00に米・リッチモンド連銀製造業指数、25:45に米・バーFRB副議長の発言が予定されている。反発を見せたNZドル円の上伸性を慎重に注視したい。