昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄のうち2銘柄が下落となり、株安・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは節目の70ドルを割り込み69.0ドルまで低下。一方の天然ガスは前日から4.8%上昇し、4.15%まで値を上げている。主要貴金属5銘柄は銅以外が下落となり、特に下げ幅の大きかったシルバーは、前日から約2.0%低下。31.7ドル台まで落ち込んだ。
為替市場は、日本円高・オセアニア通貨安となった。豪ドル円は95.302から94.023まで下落。時間足20MAに沿っての下降トレンドが発生した。4時間足では下落がさらに強まっており、10MAに沿っての下降が見られている。日足ではボリンジャーバンド-3σまで価格が停滞しているため、欧州時間でのさらなる下落に警戒したい。
本日の指標は、9:30に豪・消費者物価指数、14:00に日・景気動向指数、シンガポール・鉱工業生産、16:00にタイ・政策金利と声明発表、独・GFK消費者信頼感調査、16:45に仏・消費者信頼感指数、17:00に南ア・消費者物価指数、台湾・雇用統計、17:30に台湾・実質GDP、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、24:00に米・新築住宅販売件数、26:00に露・鉱工業生産が発表予定となっている。上値が限定され弱含んだオセアニア通貨の回復性を注視したい。