昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利安・原油安の相場展開となった。原油WTIは節目の80ドルを割り込み79.6ドルまで低下。一方の天然ガスは1.3%上昇し1.96ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はすべてが小反発となり、ゴールドは2,316ドル付近まで回復している。
為替市場は、昨日の米FOMCにて市場コンセンサス通り政策金利が5.25-5.50%の据え置きとなったことで、米ドルが指標発表後に最弱通貨となった。ユーロ米ドルは1.0649から1.0732まで上昇。時間足20MAを上抜けた。4時間足ではも同様に20MAを下から上抜ける値動きが見られており、日足では下値を切り上げている様相だ。このまま米ドルが軟化していくのか、方向性を注視したい。
本日の指標は、8:00に韓・消費者物価指数、8:50に日・マネタリーベース、9:30にインドネシア・製造業PMI、14:00に日・消費者態度指数、15:30にスイス・消費者物価指数、16:00にトルコ・製造業PMI、16:55に独・製造業PMI、17:00に欧・製造業PMI、17:30に香港・実質GDP、21:30に加・国際商品貿易、米・貿易収支、米・新規失業保険申請件数、21:45に加・マックレムBOC総裁の発言、23:00に米・製造業新規受注、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量が発表予定となっている。米FOMCにて政策金利据え置きで軟化した米ドルの方向性を慎重に見極めたい。