昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは82.8ドルまで下落。天然ガスに至っては6.4%下落しており、1.97ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落したパラジウムは、前日から2.7%下落し1,003ドル付近まで値を下げている。
為替市場は、昨日豪・第1四半期CPIが発表され、前年比で前回の4.1%から3.6%に大幅低下したことで、豪ドルが米国時間で強含んだ。豪ドル円は3日続伸。100.040から101.008まで上昇した。なお本日のアジア時間でも上伸しており、101.151をタッチしている。4時間足では10MA上位での上昇トレンドとなっているため、欧州時間での継続した値動きに警戒したいところだ。
本日の指標は、8:00に韓・実質GDP、8:50に日・対外・対内証券投資、13:00にマレーシア・消費者物価指数、14:00に日・景気動向指数、15:00に独・GFK消費者信頼感調査、15:45に仏・企業景況感、17:30に香港・貿易収支、18:30に南ア・生産者物価指数、20:00にトルコ・中銀政策金利、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第1四半期GDP、米・卸売在庫、23:00に米・中古住宅販売指数、24:15に独・ナーゲル独連銀総裁の発言が予定されている。2014年末以来の高値水準となった豪ドル円の上伸性に、十分警戒したい。