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2014年末以来の高値水準となった豪ドル円の上伸性に警戒か

2014年末以来の高値水準となった豪ドル円の上伸性に警戒か

2014年末以来の高値水準となった豪ドル円の上伸性に警戒か
2024.04.25
本日のポイント
  1. 米・第1四半期GDP
  2. 米・卸売在庫

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がまちまちの展開となり、株価横ばい・金利高・原油安の相場展開となった。原油WTIは82.8ドルまで下落。天然ガスに至っては6.4%下落しており、1.97ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落したパラジウムは、前日から2.7%下落し1,003ドル付近まで値を下げている。

為替市場は、昨日豪・第1四半期CPIが発表され、前年比で前回の4.1%から3.6%に大幅低下したことで、豪ドルが米国時間で強含んだ。豪ドル円は3日続伸。100.040から101.008まで上昇した。なお本日のアジア時間でも上伸しており、101.151をタッチしている。4時間足では10MA上位での上昇トレンドとなっているため、欧州時間での継続した値動きに警戒したいところだ。

本日の指標は、8:00に韓・実質GDP、8:50に日・対外・対内証券投資、13:00にマレーシア・消費者物価指数、14:00に日・景気動向指数、15:00に独・GFK消費者信頼感調査、15:45に仏・企業景況感、17:30に香港・貿易収支、18:30に南ア・生産者物価指数、20:00にトルコ・中銀政策金利、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第1四半期GDP、米・卸売在庫、23:00に米・中古住宅販売指数、24:15に独・ナーゲル独連銀総裁の発言が予定されている。2014年末以来の高値水準となった豪ドル円の上伸性に、十分警戒したい。

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著者:中本 崇

国内外のFX経歴15年以上、FP2級の資格を持つ。大手証券会社で証券マンとして勤務した後、脱サラして、現在はプロトレーダーとして活動。長年相場を見続けてきた経験から独自のFX手法を開発し、勝率アップ。スキャルピングからスイングまで幅広いトレードスタイルに精通する。