昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは73.3ドルまで上昇。一方の天然ガスは3%以上下落し、2.01ドル付近で推移している。主要貴金属5銘柄はまちまちの展開となり、大きく下落したパラジウムは、前日から2%以上値を下げ、947ドルとなった。
為替市場は、本日未明に発表されたNZ・第4四半期雇用統計にて、失業率が3.9%から4.0%に悪化したにも関わらず、NZドルが対円でアジア時間で強含んだ。NZドル円は89.870から90.366まで上昇。直近3日間の高値をわずかに上抜けた。上位足の日足では、約1ヶ月90.200付近でのこう着相場となっているため、価格が上向くのか、警戒したい。
本日の指標は、13:00にマレーシア・鉱工業生産、14:00に日・景気動向指数、15:45にスイス・雇用統計、16:00に独・鉱工業生産、16:05にタイ・政策金利と声明発表、16:45に仏・貿易収支、17:00に台湾・貿易収支、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、ブラジル・小売売上高、22:30に米・貿易収支、加・国際商品貿易、25:00に米・クーグラーFRB理事の発言、27:00に米・10年債入札が発表予定となっている。失業率が4.0%に悪化したNZドルの方向性を、慎重に見極めたい。